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バイヤーと出会える! 生産品PRイベント開催!

全国のこだわりを持った農産物・加工品生産者100人と、それらを求めるシェフや飲食企業のバイヤー100人が集結する「チーム・シェフ コンクール」。いよいよ始まる第6回エントリーに先駆け、コンクール詳細やメリットについて「チーム・シェフ」プロジェクトプロデューサーを務める荒金貴裕氏にインタビュー!

6次産業化のボトルネック
「販路開拓」と「PR」

6次化産業の取り組みでは、多くの生産者がこだわりのある商品を作っている。しかし、よく聞かれるのが「せっかく作ったのに販路がない」「売る方法を知らない」「セールスシートの書き方がわからない」といった声だ。そこで立ち上がったのが「チーム・シェフ コンクール」。全国から優れた農産品、農産加工品を募り、その特徴や魅力をアピールする場を創出し、様々な販路で流通できる仕組みを提供する取り組みだ。

コンクールの詳細と受賞者のメリットについて、「チーム・シェフ」プロジェクト プロデューサー、株式会社リトルワールドの荒金貴裕氏にお話を聞いた。

100商品 × 買い手100人!
出会いの場を創出

ーーそもそもチーム・シェフとはどんなチームなのでしょう?

荒金:美味しさを生み出す知見やアイデア、それらを実現する技術、驚きや感動を与えるプレゼンテーションのプロであるシェフやパティシエ15名が集合したチームです。国内外に名だたる、シェフであり、メディアでも大活躍されている気鋭の若手シェフたちがメンバーです。「チーム・シェフ コンクール」では、地域の知られざる逸品を掘り起こし、受賞した商品は、販路拡大、付加価値向上、PR協力、レシピ提供など、様々な形で応援しています。

ーー選定はどのように行われるのでしょうか?

荒金:チーム・シェフのメンバーだけではなく、その仲間のシェフや趣旨に賛同したパートナー企業さん、ゲスト企業のバイヤーさんなど総勢約100人でエントリーされた100商品を試食、試飲します。
その試食の提供の仕方には気を遣っていて、商品本来の美味しさがきちんと伝わるように、提供する直前にシェフが調理や盛りつけをし、お出しするようにしています。

ーーそれは一般的な商談会ではなかなかできないですよね。

荒金:はい。コンクールの目的は、生産者100人と全国のおいしい農産物・加工品を求める100人のシェフやバイヤーの「出会いの場の創出」なので、商品の魅力を最大限に伝えられるように心がけているんです。

ーーいくつの商品が賞をもらえるのでしょうか?

荒金:コンクールといえども、目的は優劣をつけることではなく、あくまでも「販路支援」「ブランディング協力」「PR」などが目的です。第5回では、エントリー102商品のうち89商品が受賞しました。

ーー89商品!「これならうちの顧客に喜んでもらえそうだ」といった商品をそれぞれの企業のバイヤーさんやシェフのみなさんが選ばれるのですね。たとえばパートナー企業として、「大丸松坂屋ギフトバイヤー賞」とか、「日本百貨店賞」「信濃屋一押し賞」「旅の発見賞(近畿日本ツーリストグループ)」などがそうですね。

荒金:たとえば成功事例として、アグリストリームきむら農園さんの場合をご紹介しましょう。宮崎産の「時の雫マンゴー」を材料にした「マンゴーコンフィチュール」は、第1回のコンテストで「販路支援賞  JALUXカタログギフト賞」を受賞しました。受賞後に500セット以上売れましたから(編集部注:1セット2本入で3780円)、すごい売上です。その後、今度はブルーベリーで第2回にも受賞。この時はテレビ東京系列で放送中の「虎ノ門市場」が宮崎のきむら農園に取材に入り、大きな宣伝効果に繋がりました。そして、2017年12月にはチーム・シェフのメンバーで世界トップパティシエ・江森 宏之(メゾン ジブレー)が監修・製造した濃厚なマンゴージェラートが発売されました。匠のコラボレーションが織りなす至極のジェラートです。

また、なかには大量生産できない商品もありますから、そんなときはチーム・シェフのメンバーが自分のレストランでトライアルでの利用を希望すれば、「チーム・シェフ賞」といった形で選定されます。

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