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第6回チーム・シェフ・コンクール試食審査会が開催

商品とバイヤーの出会いの場に

「チーム・シェフ・コンクール」は全国の食の業者を支援することが目的であり、「純粋に美味しかった」という商品の善し悪しに重きが置かれるだけでない。「この商品に込められた想いに共感した」「この商品を応援したい」といった「共感」が1つの基準として審査される。また審査だけではなく、商品の詳細な情報が記載された資料も審査員に配布されており、審査員であるシェフやバイヤーから問い合わせがあれば、株式会社リトルワールドが仲介してエントリー事業者との引き合わせを行っている。

審査員が審査シートに記入中。

「チーム・シェフ・コンクール」を支えるシェフたち。右から濱崎泰輔氏(タルタルギーナ)、山田チカラ氏(山田チカラ)、江森宏之氏(メゾンジブレー)。

「海外に持っていけるものがあれば面白い」「毎回必ず魅力的な商品に出会えることに驚かされる」「年々、レベルがアップしているのを感じる」など、会の締めくくりに一言ずつコメントを述べた。審査会の結果は、5月15日にエントリー事業者に郵送される。

主催者の株式会社リトルワールド荒金貴裕氏は、「エントリーのリピーターが2割を越え、資金力の豊富な企業からの参加も増えています。しかし、私たちの狙いは、もっともっと裾野を広げることです。商品の善し悪しを審査するだけでなく、生産者さんの “想い” に触れる場にしたいと思っています」と次回以降への期待を語ってくれた。

第1回から5回までの「チーム・シェフ・コンクール」の実績を見てみると、これまでエントリーがあった合計475商品のうち、405商品がバイヤーやシェフの目に留まり、新しい販路開拓や、次の商品づくりにつながるアドバイスを得ているという。

第6回の審査会ではどの商品が販路促進を実現させていくのだろうか。海外に販路を持つ商社などのバイヤーも参加していることから、近々、海を越えて海外進出を果たす商品が出てくるのも期待できそうだ。


チーム・シェフ・コンクールHP


text:Mikako Wakiya  photo:Naoaki Watanabe

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