若き実業家がクリエイターと挑む!情熱のワイナリー
2018/02/13
「地元の資源を残したい」と立ち上がった一人の男の情熱が、さまざまな人を動かした。そして誕生したロクジカでの夢のワイナリー。岡山を人の集まる場所にするための、アート感あふれるブランディングに注目が集まっている。
ブドウ畑の再生に
卓越した専門家が集結
建設業に携わる高橋さんが、閉園するブドウ農園の経営を引き継いだのは2009年のこと。「素晴らしいブドウを栽培していたのに、耕作放棄地になっていくのが残念だった」と、まったくの異業種からブドウ栽培の世界に飛び込んだ。
農業に精通するパートナーと共にブドウの生産・出荷を始めて間もなく、高橋さんはワイン造りに夢を見いだして動き出す。フランスで修業したワインの醸造家も加わり、最初は外部の工場に醸造を委託して6次産業化によるワインの販売を開始。実績を上げながら、自社ワイナリーの建設を模索する日々が続いた。そして2016年、自社で一貫して生産・醸造・販売を行う新体制が整い、ワイナリー『domaine tetta(ドメーヌ・テッタ)』が誕生する。
tettaで栽培中のブドウ